代表挨拶
代表挨拶
代表取締役社長 湯浅 慶朗
医療費と介護費の増大を解決していきたい
リハビリテーション専門学校を卒業後、ある療養型病院に就職した私は、2年が過ぎた頃、同じリハビリをしても良くなる方と良くならない方がいることに気がつきました。そして、「リハビリをした群」と「リハビリをしなかった群」に分けて、身体機能の回復にどれくらいの差があるのかをデータをとってみたのです。3年間の追跡調査の結果、どちらも同じという結果に理学療法士としての存在意義を失いました。
無意味なリハビリで患者さんからお金をもらうのもいたたまれず、このまま治らない医療をやり続ければ、日本の財政は近い将来、医療費の増加で潰れてしまい、未来の子供達に大きな負担を背負わせてしまうのではないかと考え、結局5年目に志半ばで退職しました。
それからしばらくして妻と出会い結婚。いつも痛み止めを飲んでいて、どうしたのか聞くと「小学生の頃からひどいO脚に悩まされ、膝痛や股関節がある」といいます。そんな不健康だった妻と一緒になったのですが、ふと妻の足元を見ると、小指が地面から離れていることに気がつきました。これが人生の転機となったのです。
私は生まれて初めて足の小指が浮いている人を見た衝撃で驚きました。足指は全て地面についていることが当たり前だと思っていたので、小指をいじったり揉んだりしてなんとか地面につけるようにすると、「足の内側に力が入る!」と妻が驚いたのです。そして1週間で妻のO脚がまっすぐになり、膝と股関節の痛みも消え、驚くことに、むくみ、冷え、生理痛、腰痛、肩こり、頭痛と、妻が長い間抱えていたカラダの悩みも全て吹き飛んだのです。
たったこれだけで改善するなんて…。これを追求していけば、志半ばにして挫折してしまったリハビリでたくさんの人を救えるかもしれない、とワクワクしたのを覚えています。私は必死に足指の機能について勉強を始めました。でも、教科書に載っていない未知の分野だったので文献もありません。それでも答えは患者さんの足にあると思い、理学療法士として復帰し、足を見て、触り続けました。そのうちに足指を広げるだけで体が安定する人が続出し、自分でも驚くほどの「リハビリの成果」が出せるようになったのです。
その後、数々の試行錯誤の末、1日たったの5分、足指を広げて伸ばす「ひろのば体操」や、履くだけで足指変形などを矯正する「YOSHIRO SOCKS」を考案。2025年には国民の5人に一人が後期高齢者で、医療費も60兆円を超えると予想され、社会保障の持続可能性の確保が課題となっています。再び自分の足で立ち上がり、歩けるようになるという奇跡を世界中の方に届け、SDGs(持続可能な開発目標)に代表されるような、社会保障問題への責任ある対応を行うためにGLAD DESIGNを立ち上げました。